首都圏にあるマイナー路線・JR鶴見線で途中下車の旅
こんばんは。
もうすっかり秋ですね。だいぶ寒くなってきて、いい加減長袖を出し始めないとなと思ってる今日このごろです。
さて、鉄道って言うとまあ大体どこか他の路線同士で繋がってると思うんですけど、起点、終点以外どこの路線とも接続することのない行き止まり路線「盲腸線」というものがあるのをご存知でしょうか。
とりわけ鉄道に詳しいというわけではないんですけど、こういうキワモノ感漂うものがジャンル問わず大好きで、この盲腸線にもいつか乗ってやろうと思っていたわけですが、首都圏にも結構こういう行き止まりになってる路線ってあるんですね。その中でも比較的有名な「JR鶴見線」に乗ってきました。
鶴見線に関して、僕の中途半端な知識で紹介するのもアレなので詳しくはWikipediaなり見てもらうとして、簡単に説明すると横浜・川崎の京浜工業地帯に通勤する人のための通勤路線といったところでしょうか。
鶴見線はいくつもの支線から構成されていて、鶴見で乗る電車を間違えると目的地にたどり着けないらしいんです。今回は鉄道に詳しい友人と一緒に行ったため大丈夫でしたが一人で行ったら多分迷い果ててるでしょうね。
まず最初に行くことになったのが国道という駅。あ、なんどか駅を往復したりしているので写真の時系列はバラバラなっています。
この駅は昭和のまま時間が止まっているかのようなレトロな駅舎で有名なようです。
ホーム自体は普通ですね。ただカーブがすごく、ホームと車両の隙間がすごい。
どんなもんかと降りてみると想像以上の昭和感。まるでドラマのセットと見間違えるような雰囲気で、差し込む光もノスタルジックな…ん?
どうやらその日は本当にドラマの撮影が行われていたようで、撮影用のライトなど機材もあり、ゆっくり見て回れるような感じではありませんでした。残念。また今度チャレンジしたいと思います。
次に訪れたのが浅野という駅。
ここは他の支線に乗り換えるために降りたのですが、近くに大きい公園やテニスコートなどあり、結構な人で賑わっていました。
良心を問われるような改札。
とはいえ、駅の雰囲気はやはりちょっとノスタルジックで、木製の駅舎だったりごちゃごちゃした電線、鉄塔だったり線路脇の放置された雑草だったりと、なかなか非日常感にあふれていました。
その次に向かったのは扇町という駅。
この駅に関しては本当に工業地域なため、訪れたのが日曜日だった事も相まってか先程の浅野駅とは打って変わって非常に閑散としていました。
なぜか微妙に傾いている交通標識。
そんな扇町駅ですが、ここに何のために訪れたのかというと、なんと駅に野良猫が住み着いているのです。
猫。
猫。
猫。
そして猫。
本数自体が少ないというのもありますが、それにしたっていたるところで猫が気ままにくつろいでいて、さすがに緩すぎやしないかとむしろ心配になる程なんですけど…。
かわいい。
さすがになかなか人間慣れしているらしく、結構近づいて写真を撮っても全く気にせずにくつろぎ続けていました。とてものほほんとしたいい雰囲気の駅です。
最後に向かったのが、この鶴見線の旅メインと言っても過言ではない、海芝浦という駅。
ここは他の駅とは違い、完全に東芝の工場への通勤のための駅で、社員以外は駅から出ることが出来ないんです。そんな駅に何の用事がかと言いますと、
ばーん。
なんとホームが直接海に面しているんです。
この駅は鶴見線の中でも有名みたいで、訪れる前からネットで散々写真を見ていたんですけど、実際に目の当たりにするとなかなか感動します。写真の通り本当にホームの柵の向こう側が直接海になっていて、まるで現実がバグっているかのような景色なんです。
先述の通り、降りることは出来ないのですがホームの奥の方に観光客のための公園がありまして、ベンチに座ってゆったりと景色を眺めることができます。
公園からも見えるTOSHIBAの看板。日曜夕方ということで、ちょうどスポンサーやってるアニメの時間帯でした。
その日は天気が微妙に悪く夕焼けを拝む事はできませんでしたが、日没後に横浜ベイブリッジの夜景を望むことができました。
そんなこんなで初鶴見線でしたが、とても楽しむ事ができました。首都圏にお住まいの方ならこんな非日常がお手軽に楽しめるので、もちろん通勤の方々に配慮しつつ、是非訪れてみてはいかがでしょうか。今回降りなかった駅や、詳しく散策できなかった国道駅など、また再チャレンジしに行きたいと思います。
それでは。