久しぶりにサイクリングに行った話と写真

高校1年の頃ちょっとした距離でも颯爽と移動できるような自転車が欲しくなりました。というのも当時乗っていた自転車は小学1年生の頃買い与えられたBMXのルック車。周りがママチャリに乗る中一目置かれるようなそのルックスを気に入ってはいましたが9年間乗り続けた自転車は流石に年季が入りすぎていたし、そもそも安物ルック車でとにかく重い。遅い。停まらない。ともうこれ以上は限界だなと思っていたのでした。

そんなタイミングで友人がBianchiクロスバイクに乗り始めたんです。試しに乗らせてもらった際、「こんなにも快適な自転車が存在するのか…!」と軽い衝撃を受けました。まあそりゃそれまで激重ルック車に乗っていたわけで当たり前なんですけど。

そこで当時始めたばかりのアルバイト代から毎月返済するという条件で両親からお金を借り、地元のスポーツバイクを扱う店を何店舗も回って買ったのがGiantのEscapeR3でした。欲しいものは無理してでも手に入れてしまう癖は当時既に開眼していたようです。良いのやら悪いのやら。悪いか。

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買ってからというもの、自転車とは元来こんなに快適な乗り物だったのかと感激の嵐。雨の日以外欠かさず乗るような毎日でした。これまで交通費を払わないと行けなかった新宿や渋谷や秋葉原にタダで行ける。なんて素晴らしいんだ。という状態。今まで電車だったり車で行っていたような場所に自力で行くことができるという事がたまらなくて行動範囲がぐっと広がっていきました。

その後はパーツ交換に目覚めたり、ロードやマウンテンに心動かされたり、交通費はかからなくても食費が思った以上にかかるという事に気がついてしまったりと色々ありましたが、だんだん熱が冷めていき今ではすっかり乗らなくなってしまいました。

いくら自転車でどこでも行けると思っていた僕も、電車や車の利便性にどんどん吸い込まれ、サイクリングへの情熱も影を潜め、近所の移動に自転車を出すのも億劫で徒歩を選ぶように。いくら本格的なロードやらよりは気軽に乗れるとは言え、ママチャリほど手荒く扱うのは忍びない。最後に乗った日がいつだか思い出すことも出来ないGiant EscapeR3を横目に見る度、またいつかこいつと共に颯爽と街を走り抜ける日は来るのだろうかと、複雑な気持ちを抱えていました。が、来ました。先日高校時代よくサイクリングをした友人と久しぶりに走りに行こうという話になったのです。

久しぶりにタイヤに空気を入れ、ホコリをかぶった車体を洗車。買ったばかりの頃は汚れてもいないのに毎週毎週洗っていたなぁ。久しぶりの乗車ということもあり、そんなに遠いと道中ヒッチハイクをしかねないということで、片道30kmほどの距離にあるとある自然公園のようなところを選びました。

以下その時の写真です。

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久しぶりに乗ってきて感じたこととしては、やはり体力がどん底まで落ちているということ。スポーツ嫌いな僕でも高校時代は体育で曲がりなりにも運動してましたし、卒業してから運動という運動を全くしてこなかったツケが回ってきた感じです。

ただ疲れ果ててヘロヘロになりながらも久しぶりに乗る自転車は凄く楽しく、心底自転車に飽きてしまっていたわけではないんだなと実感し安心しました。何かに飽きてしまうということはなんとなく寂しく悲しいので。

これからあったかくなって観光日和になってくるでしょうし、運動不足解消も兼ねて自転車も再開していこうと思ったのでした。