マウントアダプタとPENで蘇るFDレンズ
昔から我が家に放置されていた、レンズ等のカメラ周辺機材がずっと気になっていました。
父親が昔カメラに凝っていた頃のキヤノンFDマウント系のものなのですが、どうにかしてPENで使えるようにできないものかと。調べてみると、なんとFD-マイクロフォーサーズのアダプタが存在するようです。今時調べたら何でも出てきますね。
Amazonで注文して翌日に到着。Kindle購入と同時にプライムに加入しましたが、これ本当便利ですね。注文の翌日到着が当たり前の感覚になっちゃって困ります。
いろいろなメーカーから出ていましたが、K&F CONCEPTというメーカーのを買いました。何が決め手だったかというと価格の安さです。2000円出してお釣りが来るほどの激安っぷり。レビューを見てもそこまで問題なさそうでしたので購入。
出してみると物凄くシンプルな構造。こんなので大丈夫なのか…と多少の不安感。
とりあえずこのトキナーのズームレンズにつけてみる。
アダプタをレンズに装着して…
カメラに装着。PENのレトロなデザインのせいかそんなに違和感のある見た目ではないですね。ガタツキもなく問題なさそうです。
撮影にも問題ありませんでした。当然AFなんて効きませんが、PENに搭載のピーキング機能や手ブレ補正をうまく使ってMF初心者でも問題なく撮影出来ました。
ただしセンサーサイズによって焦点距離が変わってしまうので、その点だけ注意しておくといいです。マイクロフォーサーズの場合は焦点距離が二倍になります。ちなみにこのレンズは35-70mmなので換算すると70-140mmとなり立派な中望遠ズームになります。
そして、こんなレンズを発掘
トキナー AT-X 300という、300mm f2.8の、いわゆるサンニッパと呼ばれるレンズ。
それと、
ケンコーの2倍テレコンです。
先述の通り、マイクロフォーサーズは焦点距離が2倍になるので300mmなら600mmになります。
そこにこのテレコンを足したら…そうです、1200mmの超望遠レンズとなってしまうのです。
早速つなげてみます
見事なまでのアンバランスさ。カメラにレンズがついてんだかレンズにカメラがついてんだかって感じです。三脚座のせいでカメラ本体浮いちゃってますし。
まさかPENもこんな大口径レンズをつけられるとは思っていなかったでしょう。レンズにしてみてもそうでしょうね、発売から数十年経って、お手軽スナップカメラにつくことなんて想像もできなかったことでしょう。
付属のフードをつけてみるともう、カメラが遠い。
軽く某国からのミサイルを迎撃しそうな勢い。街中で持ち歩いていたら職質レベルです。
カメラ側から、マウントアダプタ、テレコン、レンズとなっています。さすがにちょっと連結部が怖いです。
ちょうど月が出ていたので、試しに撮ってみました。
自宅前で三脚出していたら写真好きの方に話しかけられてしまった。
ノントリミングでここまで寄れました。ノイズも画質も許容範囲じゃないでしょうか。マイクロフォーサーズでもここまできれいに撮れるとは驚きです。
少しトリミングしてみたもの。
ちょっと荒いところも見受けられますが、PCやスマホの画面で楽しむくらいなら全然問題ない範囲かと。
マウントアダプタを使えば、眠っているレンズを復活させる事ができたり、某OFFで叩き売りされているオールドレンズなど利用すれば、現行の高いレンズは手が届かない人でもレンズ遊びができていいんじゃないかなと思いました。
せっかくのレンズ資産、これからどんどん利用していきたいです。